何かを達成したとき、「海外旅行があたる!」「ブランドのバッグがもらえる!」というような
ご褒美があると、やる気が沸いてきませんか?
ご褒美とは、欲を満たすものに他なりません。
誰でも欲を満たすためには、がんばろうというエネルギーが湧いてくるものです。
この欲のエネルギーをうまく利用すると、目標達成に効果的です。
やりたいことや欲しいものなど、私もたくさんありますが、日頃から小さな目標を達成した時の
ご褒美と決めています。
今月中にこの問題集をやり終えたら、好きな服を一着買う。
目標点数を達成したら、旅行に行く、などなど。
最初のうちはそれほど効果を感じませんでしたが、小さな達成&ご褒美を積み重ねていった結果、
強い目的意識をもって勉強することができ、勉強することが辛いものではなくなり、
忙しくて時間がとりにくいときでも、何とか空いた時間を見つけて勉強する習慣がついてきました。
勉強を習慣にするということは、とても大切なことです。
最初は大変なことでも、習慣にすることで、それほど意識せず少ない努力でできるようになります。
要は、長距離が走れるようになることと同じです。
毎日少しずつでも走っていれば、次第に長距離用の筋肉がついていきます。
少しずつ距離を伸ばしていくことで、もっと長い距離を走れるようになります。
習慣にすることで、大変ではなくなり、確実に力がついていく。
一度習慣にしてしまえば、その習慣を維持しようと努力するようになるでしょう。
「毎日これをやらないと、なんか気持ちが悪い」というレベルまでいけば、しめたものです。
ここまでこれば、目標の8割を成し遂げたといっても、過言ではないでしょう。
以下に、具体的なポイントを挙げると、
・目標点数達成までの道のりを、できるだけ細かく分ける(これを因数分解とよんでいます)。
・試験日から逆算して、一つ一つをスケジュールに組み込む。
・やりたいこと、欲しいものを、小さなことまで全てリストアップする。
・「やるべきこと」と、達成したときの「やりたいこと」を決める。
・やりたいことなどは、やるべきことを終えないとやってはいけない!
まずは上記のことから始めてみて下さい。
それほど時間はかからないはずです。
目標達成までの過程を細かく因数分解することで、何をやるべきか明確になります。
さらに、一つ一つのやるべきことに集中しやすくなります。
やる気を感じなかったり、何をやったら良いか分からないのは、「勉強する」ということが
曖昧になっているからです。
曖昧なところがないくらい分かりやすくすることで、心配になったり悩む必要も無くなり、
勉強がスムーズに進んでいきます。
さらに、ご褒美があると思えば、より意欲が湧いてくるでしょ?
いくら計画をみっちりたてていても、予定通りにいくとは限りません。
本来は強い意志でやり遂げる必要がありますが、時として意志を曲げてしまうときも訪れます。
一つ一つをやり遂げる確率をアップさせるために、さらに以下のことをお勧めします。
・大き目の紙に目標とそのご褒美を書いて、見える場所に張っておく(常に意識するため)。
・家族は友達に、その紙を見てもらい、この目標をあきらめそうになったら注意してくれるように言っておく。
紙に書いて張ることは、原始的ですが効果てきめんです!
「そんなことしても無駄だよ」と感じている人にほど、やっていただきたい。
また、あなたの周りの人たちに協力してもらうことで、目標達成の確率がアップすることは間違いありません。
自分だけで決めていることよりも、周りの人が知っていたほうが、「やっぱりやらないとな」
という気になりますからね。
できることは、全て試してみる。
ぜひ目標達成に向けて、魅力的なご褒美をたくさん用意してあげてくださいね!
あなたは今、「ご褒美を考える」にいます。