焦点を絞って勉強すれば、目に見えて効果が上がります。
あなたは試験ごとに、どのような対策を立てているでしょうか?
私の場合、「今回はリスニング対策を徹底的にやる!」と最初に決めて、
勉強をはじめるようにしています。
試験ごとに、力を入れる分野を絞っているわけです。
焦点を絞ると、集中力が上がります。
集中力が上がると、定着率が上がります。
例えば、リスニングを徹底的にやる場合、リスニングといってもパートが4つに分かれていますから、
まずは4つのうちの1つに集中します。
1つのパートに自信がついたら、次のパートに進む。
さらに次のパートというように、一つずつクリアしていきます。
昔やった理科の実験を思い出してください。
虫眼鏡で光を一点に集め、紙を燃やしたことありますよね?
焦点がぶれていては穴はあきません。
1点に光を集中させることで、はじめて穴があくのです。
私がいつも意識していることは、「絶対全問正解できる!」という自信の持てるパートを作ること。
「できる!」という自信があると、楽しいし、勉強に弾みがつきます。
「もっともっと」という思いが湧きあがってきます。
自信が、次の意欲を生み出す推進力となるわけですね。
まずは、比較的やさしいパート1などからはじめて、自信を持って解答できるようにする。
次は、その勢いで、次のパートに集中する。
基本は「やさしい⇒難しい」の順番で進んでいくということです。
自分にとって一番やさしいと思うところからはじめてください。
見通しを立てずに勉強していると、最初から難しい、苦手な分野にぶつかり、せっかくのやる気が
なくなってしまう恐れがあります。
山登りをはじめたばかりの人が、いきなりエベレストを目指すようなものです(笑)
「そんなの無理!」ってなっちゃうわけです。
また「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とついつい焦ってしまい、どれも中途半端になってしまう。
再び最初のやる気を取り戻すためには、多くの時間とエネルギーを必要としますから、
特に最初のステップは、慎重に進むようにしてください。
また逆転の発想で、「苦手分野は、得点アップの余地が多く残されている」と考えることも大切です。
例えば、いつも3割しか得点できない分野があるとします。
苦手意識があり、どうしても思うように得点が伸びない・・・
しかし、逆に考えれば、いつも8割得点できる分野よりも、得点アップの余地がかなり残されている
ということになります。
得意分野を増やすことで、気持ち的に苦手分野の克服もスムーズに進めることができますから、
ぜひ発想を転換して苦手分野の克服に努めてください。
大切なことなので繰り返しますが、焦点を絞ればより効率よく力がつきます。
向上していく実感をもって勉強できるでしょう。
早速今日から1つに焦点を絞り、効率よく力をつけていってください。
そして焦点が決まったら、もう迷うことなくエネルギーを集中させましょう!
あなたは今、「焦点を絞る」にいます。