「目的をもって仕事をしないとダメだぞ!」
「目標をしっかり持ちなさい!」
誰でも一度は言われたことのある言葉だと思います。
目的、目標を持つことの重要性は前ページでも述べましたが、自己実現のために欠かせないものです。
目的(目的地)を決めれば、目標(道筋)も自然と決まってきます。
目的や目標の重要性はよく分かっていると思いますが、
現時点で何も決まっていない人は、どのように見つければよいのでしょうか?
以下に、私がオススメする方法を挙げてみます。
1.積極的に外国人と接する機会を持つ。
県や市が運営している、勉強会や交流会に参加してみる。
身近にいる外国人と友達になる。
「こうなりたい!」と思う一番のきっかけは、人からの影響を受けたときです。
私は、AETの先生や海外からの留学生と接することで、海外に行きたいという
欲求がすごく高まりました。
影響を受け心を動かされた時、あなたの情熱が静かに燃え始めます。
私の場合自分から積極的に機会を見つけて、どんどん人と接しましょう!
2.好きなことをもっと掘り下げて考える。
「なぜこれをすることが好きなんだろう?」
私の場合、洋画を見るうちに、海外に憧れを抱きました。
美しい自然、優雅な街並み、そこに住む人々の生活・・・
洋画を見ていると心がわくわくしてくるのです。
「パリの街並みを歩いてみたい」
「イタリアで本場のピッツァを食べてみたい」
「将来、絶対海外に住む!」
好きなことを掘り下げていくと、自然とやりたいことが浮かび上がってくると思います。
あなたは、スマートの法則(SMART法則)をご存知ですか?
以下に、目標達成には欠かせない、ブライアン・トレーシー氏の秘訣をご紹介します。
●S ⇒ Specific(具体的である)
「来年から通訳の仕事に就きたいので、今年中に通訳の資格をとる。」
目的を明確にすると、驚くほどそれに関する情報やヒントが得られるようになります。
そう、まるで磁石に吸い付いてくるかのように・・・
目的は、具体的であればあるほどいいです。
私も現在の部署に転部できたきっかけは、海外のクライアントと仕事したいと思い、行動を始めたからです。
まず、職場の人や上司に、「海外のクライアントと仕事がしたい」って言いまくりました。
「TOEIC○○点持ってます」「英語が大好きなんです」って回りの人が聞き飽きるほど言いまくりました。
それが功を奏し、上司から「ちょうど海外とのプロジェクトが立ち上がって、人手が足りない
みたいだけどお前興味あるか?」といわれ、お話を聞き、双方の合意のもと、転部することになったんです。
「出すぎるくぎは、引き抜かれる」というわけです。
あいまいなところが無くなるまで、とことん具体的にしていきましょう!
●M ⇒ Measurable(計測できる)
「今度のTOEICを一生懸命がんばる」という目標では、あいまいすぎて目指しているものに実感がないですよね。
TOEIC○点取る。
英検1級合格する。
目標達成に必要な数字を考えましょう。できるだけ明確にしましょう。
数字という、客観的で目に見えるものを設定することで、より近づきやすくなります。
●A ⇒ Agree upon(同意できる)
その目標は、あなたが心からやりたいと思っていることですか?
「これからの時代は、英語ができないとダメだから」という義務感はないですか?
本当に心の底からやりたいと思うことでなければ、やり気がなえてしまいますし継続する意欲も
湧いてきません。
心に手を当てて、もう一度よ〜く考えてみてください。
誰もあなたを急かす人はいませんからね!
●R ⇒ Realistic(現実的である)
現実的であるということは、否定的な、現状維持的な意味ではありません。
まずは、現在のことは考えず、でっかい夢や目標を持ってください!
想像力を豊かにし、夢のイメージをどんどん膨らませてください!
そして、夢に近づく過程は、現在の力、経済力などを考慮して、実現できそうな
小さなステップをたくさん設定していきます。
現実的であるということは、でっかい夢をかなえるために、小さな、今の状態でも
すぐにできそうなことから始めていくという事です。
千里の道も、小さな一歩からなのです!
●T ⇒ Timely(明確な期日がある)
人間の本質は、ナマケモノ。
悲しいことに、期限がないとなかなか行動できないのです。
甘えをなくし、夢をかなえるためにも、明確な締め切りを決めましょう!
最後に、いくつかの注意点を守ってください。
1.完璧を求めない
最初から「これだ!」というものを持っている人はほとんどいません。
多くの人は、「Best」に近づくために、より「Better」な選択を積み重ねているのです。
「完璧主義者は成功しない」という格言があるように、最初から完璧を求めてはいけません。
気楽に、リラックスして、やりたいことのイメージをどんどん膨らませましょう。
2.最初の一歩は、小さすぎると思うことから始める。
何事も最初が肝心。
最初でつまづいてしまうと、せっかくのやる気も冷めてしまいかねません。
最初は物足りないくらいでちょうど良いです。
少しずつ習慣が身についてきてペースがつかめてきたら、徐々に量と質を上げていきましょう。
大切なことなのでもう一度言いますね。
最初の一歩は、小さな小さな一歩から始まります!
勉強は一生続くものですから、長い目で見て計画を立てていきましょう!
あなたは今、「夢、目的、目標の見つけ方」にいます。