外国語習得には、相当の年月が必要です。
特にビジネスでは、日常会話に比べ、より専門的な能力が問われます。
私は現在仕事で海外との取引に携わっていますが、ビジネスレターなどでは文語が使われますし、
交渉ではマナーや、やり取りの手法を必要とします。
これらのスキルは一朝一夕で身につくものではなく、日々の積み重ねが大切になってきます。
外国語習得の過程は、泳げるようになるのと似ています。
私はまったくのカナヅチから、今では数キロ泳げるようになりました。
息継ぎの仕方、腕の動かし方、足の動かし方などを一から練習し続けたおかげです。
外国語習得においても同様のことが言えます。
声に出して読んだり、外国人と会話することで体に覚えこませなければなりません。
ただ教材を読んだだけでは、できるようにはならないのです。
このことを理解していないと、読んだだけで満足してしまい、肝心の練習をしなくなってしまいます。
残念なことに、体に覚えこませるまでいっていない人が多いのが現状でしょう。
ひとつだけ注意しなければならないことは、これまでの勉強法を一度客観的に
見つめ直す必要があるということです。
成果が上がらないと感じているのなら、成果が上がるように変えていかなければなりませんからね。
成果が上がる勉強法でなければ、成果が上がらないのです。
「何をあたりまえのことを言っているんだ」と思われるかもしれませんが、案外このことに気付かずに
勉強している人が多いのです。
知人や学生に継続的にアンケートを取っていますが、回答結果から「これでは十分な力が身につかない」
というやり方をしている人が多いことに気付きました。
音素の数
英語 45個
日本語 20個
英語は日本語の2倍以上の音素を持っています。
つまり、日本人には聞き取れない音が多数存在するのです。
また、lとr、mとnの区別など、日本人にはなかなか判別できないものが多数あります。
これまで聞いたことも、使ったこともない音を判別する力を身につけるのですから
それ相応の努力と忍耐が必要となります。
日本語の特徴として、漢字自体が意味を持っていますので、知らない熟語でも
ある程度意味を推測することができます。
しかし英語はアルファベットのつながりですから、音によって意味を理解する必要があるのです。
英語の習得には、耳の強化が欠かせません。
同時に、英語の神経回路を作っていかなければなりません。
経験上、正しく聞き分けられるようになれば、同時に発音も上達していきます。
人間は忘れる動物です。
何度も何度も、嫌になるくらい反復練習しなければ、身につきません。
100回でも1000回でも、身につくまで反復練習が必要です。
大半の人は、身につくまで反復練習をしていません。
それなのに、「私には英語の能力がないんだ」とぼやいています。
何回やれば身につくかは、人によって違いがあります。
身についたときの回数が、その人にとって必要な回数なのです。
早期習得のためには、量と同時に質も大切です。
私の経験上、勉強の質を上げるためには、ある程度の量をこなす必要があります。
やってみなければ、実際何が良いのか分からないからです。
続けているうちに、自然と自分にあった効率的な勉強方法が分かってきます。
私がTOEICで効果をあげた、CNNニュースのシャドーイングは、試行錯誤の末に行き着いた勉強方法です。
当時は何もわからないまま続けていましたが、今ではなぜ効果があったのかも理解できます。
暗中模索の状態が続きますが、根気強く勉強を続けることが何よりも先決なのです。
焦らず、根気強く続けていけば、必ず自分に合った勉強方法を確立することができるでしょう。
自分に合った勉強方法こそ、何物にも変えがたい強力な武器となります。
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