TOEICの勉強方法8 発音された言葉が音として頭に残る

TOEICの勉強方法8


〜発音された言葉が音として頭に残る〜

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◆TOEICの勉強方法8 発音された言葉が音として頭に残る


発音された言葉が音として頭に残ることは、言語習得において非常に重要です。
以下、順を追って説明していきましょう。



<赤ちゃんが生まれてから言葉を話すまでのプロセス>
泣いたり笑ったり、顔の表情やジェスチャーで感情表現する。

両親が話し掛けてくる声を聞きつづける。

声の雰囲気やトーンで、だいたいの意味を推測できるようになる。

両親の声を真似て、声帯から声を出すようになる。

単語や短い文章を話し始める。

周りの状況を観察して、その言葉がどういう状況で、どのように使われているか学習していく
(この時点では、意味は分からず、音で判断している)

この過程でいろいろな場面で、その単語や文章を使い、周りの人たちの反応を見て、
適切なのか、喜ばれるのか、怒られるのかを学習していく。

絵本などで、親が指を指して言葉を教える。映像と言葉が結びつき、頭に定着する。

次第に多くの音が事物とリンクし、言葉の意味を覚えていく。

片言で話せるようになった頃から、幼稚園などに通い始め、実践練習を積んでいき上達していく。


こうしてみてみると、生まれてから日本語が理解できるようになるまで、個人差はあると思いますが
1年半から3年ほどかかることが分かります。

言語習得においてもっとも大切なことは、
発音された言葉が音として頭に残る、ということです。

音が頭に残れば、次第にその言葉が何を意味するのか、経験的に分かってきます。
全ての赤ちゃんにとって、生まれてきた環境はまさに外国と同様。
両親の言葉も、最初は全く聞きなれていませんよね。
日本に生まれれば日本語、イギリスに生まれれば英語を習得していくことになります。

英語の音素は42
日本語の音素は20

単純に比較しても英語は日本語に比べ、音素が2倍以上あります。
つまり、日本人にとって馴染みのない音が、英語には多いのです。
特に日本語の音素の少なさは顕著で、他の外国人よりも英語の習得に時間がかかるのは仕方のないことなのです。
まずは、赤ちゃんのように、聞きなれない音を聞けるように経験を積まなければなりません。
集中的に継続して、頭の中にその音を聞き分ける回路を作らなければなりません。
この回路を作るまでが最も時間がかかります。
音を聞き分け、その音が頭に残るようになれば、あとは意味を後付けするだけでいいのです。

歌がうまい人は、英語の発音もうまいといわれます。
歌がうまい人は、歌の音色を識別できる人です。
そしてその音色を自分自身で再現することができます。
正しく聞き取れるから、正しく再現できるようになるのです。
間違って聞き取ってしまったら、間違って再現してしまう。
歌がうまく歌えない原因の一つは、聞こえてくる音を正しく識別できないからです。

私は1年半ほど、CNNニュースのシャドーイングを続けています。
1日に10回以上、ひとつのニュースを繰り返して、1ヶ月に300回以上行います。
シャドーイングしているときは辞書や解説は一切見ません。
月の最後に一度書き取りをしてみて、聞き取れなかったところを確認し
意味の分からない表現を調べるようにしています。
意味を考えず、音だけに集中することで、リスニング力アップに大きな効果があるのです。

赤ちゃんは文法や単語の意味を理解してから、言葉を話し始めたわけではありません。
まずは音を聞き分け、その後その音と事物を結びつけて、初めて意味を理解するわけです。
また、私たちも普段は文法を意識して話しているわけではありませんよね。
特に学校でも、教えてくれないと思います。
文法を教えてくれるのは、受験科目の古文や漢文くらいのものでしょう。

英語を学ぶ過程では、赤ちゃんの学習過程が大変参考になります。
学校では、本来の学習過程のまったく逆を行っているのです。
英文和訳など、その典型といってもいいでしょう。
われわれが日本語を話すときは、文法を意識しているわけではないですし
話し言葉ではほとんど文法を無視しています。
主語や目的語の省略はしょっちゅうです。
「いつものあれ、よろしく」なんて、よく聞きますよね。
身内の会話では、省略などはしょっちゅう行われているはずです。
文章を書くときは、さすがに少しは意識するでしょうけど・・・

英語は文法の規則が厳密に決まっています。
主語、動詞、目的語、補語の位置関係。品詞の役割。
英語を理解する上ではこれらはもちろん大切なことです。

しかしまずは、聞き取れる耳を作ること。
聞き取れて発音できて実際の会話で使いこなせるようになってから
後で文法をリンクさせればいいのです。
最初に文法から勉強すると、いざ話したり聞いたりするときに、無意識のうちに
文法が邪魔をしてしまい、話すときの障害となります。
実際の会話はスピーディーですから、文法処理しているとまったくついていけなくなります。
そんなことをしていては会話が成り立たないですよね。

言葉の反射神経は、実践を積んで身につけるしかありません。
海外の学校では、学生同士で外国語によるディスカッションなどに多くの時間を費やすそうです。
習うより慣れろというわけですね。
私も外国語は慣れが大切だと思いますから、学習の最初から会話に重点をおくことはいいと思います。

同級生に2歳の子供がいますが、会うたびに言葉を覚えていて、その学習力に驚きます。
現在はテレビやラジオなどのメディアがありますから、流行語などもすぐに覚えてしまいます。
今度外国人の先生による、英語での授業が中心の幼稚園に入学予定らしいです。
幼少から英語に親しむのはとてもよいことですよね。
日本語と英語がまったく別物ですから、同時に勉強しても問題ないと思いますし。
幼少の頃は、文法などの知識が邪魔をしないので、発音に集中できて耳が鍛えられます。
今後幼稚園や小学校でも、ますます英語が取り入れられることでしょう。
センター試験やTOEICでも、より実践を想定したテスト内容に改定されつつあります。

日本人の英語習得期間は、他の欧米諸国の人々に比べて長い傾向があります。
聞き取れない音素が多く、文の構造が異なるのが大きな原因でしょう。
また宗教や文化も大きく異なりますから、言葉を使いこなすということは、
その国の宗教、哲学、文化も理解する必要があります。
逆に海外の人にとって、日本語習得は難しいのです。
日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字などがありますから、読み書きは大変複雑です(涙)
また、橋、端、箸など、同音異義語も多数ありますから、聞き取りの際も文脈から
意味を読み取る訓練を積まなければなりません。

外国語習得には、忍耐と適切な勉強法が必要です。
そしてもうひとつ大切なのが、情熱です。


情熱×実践×効果的な学習法=結果

どれかひとつでも0ならば、当然結果は出ません。
それぞれの要素は、掛け算なのです。


外国語習得では、文法書や単語帳とにらめっこしていては身につかないということを
私たちは肝に銘じる必要があります。

ぜひあなたも、従来のテキスト中心の勉強法から、実践中心の勉強にシフトしてくださいね!




あなたは今、「音として頭に残ること」にいます。




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  10. 環境は人を変える
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