<第5回 TOEIC攻略、英会話上達講座 議事録>
日時;2006年4月29日(土) 10時〜12時
場所;宇都宮市東コミュニティーセンター 第3会議室
〜日本のお茶文化について、CNNニュースの虫食い問題の復習〜
簡単な単語でも、読まれると別の単語に聞こえる。
リスニングで高得点を取るためには、発音ルールを知る必要があります。
発音ルールついては、第4回議事録にアップしていますので、そちらをご覧下さい。
今使っているテキストを利用して、発音ルールを意識しながら練習しましょう。
耳から聞いた音と、目で理解しているつづりを一致させましょう。
聞いたときの理解度が、正答率に直結する。
TOEICのリスニング試験では、質問分も問題文も1回しか読まれません。
1回で意味を理解しなければならないのです。
新テスト形式では、よりリスニングにウエイトが置かれています。
またTOEICでは、リスニングとリーディングを50問ずつ正解したとしても、
280点;250点というように、リスニングの点数が高くなります。
ご存知でしたか?
聞き取る力をつけることが、TOEIC高得点につながっていくのです。
意味を推測しながら読む、キーワードを頭に入れておく。
会話問題、説明文問題では、設問を予習(プレビュー)しておきましょう。
設問からキーワードを見つけておくことは重要です。
キーワードから内容を推測し、「こんな内容のことが話される」と心構えをしておきましょう。
各パートに入る前には、必ず2,3分のナレーションが入ります。
この時間を利用して、一通り予習しておくといいですね。
リスニングでは、話された順序で意味ごとに理解する。
英文和訳の問題ではないので、1語1句正確に訳す必要はありません。
文の中で重要なのは、名詞と動詞。
全体として意味をつかんでいればいいので、分からない単語は、分からないまま流して
気にしない、こだわらない習慣をつける必要があります。
また、日本語を読んだり聞いたりするときは、いちいち品詞を意識しませんよね。
新聞を読むとき、「この経済用語が分かんない」といって、そのたびに辞書を
引いたりしませんよね?
英語もそういう感覚でとらえるということです。
「いったん分からなくなると、パニックにおちいる」ということがないように、分からないまま
気にしない練習はとても大切です。
できないのではなく、分からないだけ。できないことは恥ずかしいことではない。
現時点で思ったような結果が出ていないとしても、全く心配はありません。
どんなに高得点を取れる人でも、今あなたが直面している状況も通ってきたわけです。
「できない」ではなく「今はまだ適切な勉強法が分からないだけ」と思ってください。
勉強の方法さえ適切であれば、得点はぐんぐん伸びていくのです。
目は左から右へ。
It comes as no surprise to anybody here / that modern scientists have found /
substances in green tea / like antioxidants and polyphenols / that have been proven /
helpful in preventing cancer and heart disease.
「/」はだいたいの意味上の区切りと考えてください。
この区切りごとに前から順番に意味を取っていきます。
リーディング問題では、これくらい長い文章も出てきますから、後ろから前に戻りながら
日本語的に訳していては、時間が足りなくなってしまいます。
TOEICでは英文和訳の習慣が足を引っ張ってしまいます。
1語1句訳していては、時間内に解ききることが難しくなるからです。
また、「It〜that・・・」構文だと見抜くことも大切です。
1語ずつ目で追うのではなく、全体を見ていく練習を積みましょう。
CNNニュースのシャドーイングの意味
シャドーイングとは、読まれた後を真似をしながら読むことです。
私は2004年1月からシャドーイングを始め、3月の試験でリスニング495点満点中430点
とることができました。この試験がTOEIC初挑戦でした。
2分程度の記事を、同じ記事で1ヶ月間シャドーイング。1日10回程度(約20分)。
3ヶ月で3つの記事を体に染み込ませました。
この方法は、能力に関係なく誰でもできます。
シャドーイングを続けると、英語のリズムと語彙力が同時につきます。
最初は読まれるスピードが早くて、難しく感じるかもしれません。
しかし、続けていくと吸収する力がどんどんついていきます。
「3歩進んで2歩下がる」から、「3歩進んで1歩下がる」へ。
そして最終的には「3歩進んでまた進む」状態になっていくのです。
基礎を身につければ、後は応用の繰り返しです。
基礎がしっかり身についていれば、応用はあっという間にできてしまいます。
自分にあった勉強法を見つける。
常に考えながら勉強していきましょう。
答えはどこにもありません。
あなたにあった勉強法は、あなた自身が見つけるしかないのです。
本、インターネット、人などからたくさんの情報を得ることができます。
そこからヒントを得て、「何か応用できないか?」と考えつづけましょう。
その積み重ねから、あなた独自の勉強法ができていくのです。
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よく英語の能力と年齢について、心配される方がいらっしゃいます。
個人的には、何歳からでも英語は上達すると思っています。
大切なのは、英語に対する情熱と、勉強自体を楽しむこと。
情熱こそが、上達への一番のエネルギーです。
勉強を続けていけば、自分のライフスタイルに適した勉強法が見つかっていきます。
情熱を失わず、楽しく根気強く勉強を続けていきましょう!
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