〜新TOEICリスニング対策、アメリカ英語とイギリス英語の違い〜
アメリカ英語とカナダ英語が仲間です。
一方、イギリス英語とオーストラリア英語(ニュージーランド英語)が仲間になります。
同じ仲間 (グループ) 内の言葉は、ほぼ同じ発音を共有しています。
アメリカ英語とイギリス英語の違いをしっかり理解すれば、カナダ英語やオーストラリア
英語の違いも分かり、聞き取れるようになるでしょう。
以下に、アメリカ英語とイギリス英語の具体的な違いを挙げます。
(例) can
アメリカ英語 ⇒「キャン」
イギリス英語 ⇒「カン」
(例) pot
アメリカ英語 ⇒「パットゥ」
イギリス英語 ⇒「ポットゥ」
(例) car
アメリカ英語 ⇒最後のrは舌を丸めてしっかり発音する。
イギリス英語 ⇒最後のrはほとんど発音しない。
イギリス英語では、語尾のrはほとんど発音されない傾向があります。
しかし、リエゾン (ひとつの単語だと聞こえない音が、つぎに母音がきた場合には明確に聞こえる)の場合は、イギリス英語でも次の単語の母音と結びついて、rがはっきり発音されます。
(例)
「a pair of(ア・ペアロヴ)」「far away(ファー・ラウェイ)」
「friend of mine(フレンドーマイン)」
(例) butter
アメリカ英語 ⇒「バラ(ダ)ー」
イギリス英語 ⇒「バター」
アメリカ英語の特徴の1つに、「母音に挟まれたtは、dやrのように聞こえる」というのがあります。
特に、tの前にくる母音に強勢が置かれる場合にこの現象が現れます。
一方イギリス英語では、tははっきりと正確に発音される傾向があります。
アメリカ英語では、「writer」と「rider」は同じように聞こえます。
(例) secretary
アメリカ英語 ⇒「セクレタリ」
イギリス英語 ⇒「セクレトリ」
アメリカ英語では、tの後ろの母音もはっきり発音されます。
一方イギリス英語では、tの後ろの母音はほとんど聞こえません。
(例) note
アメリカ英語 ⇒「ノウトゥ」
イギリス英語 ⇒ナウトゥ」
はじめは聞きなれないため違和感があると思いますが、慣れれば問題ありません。
新TOEICリスニングの大きな変更点として、発音様式の多様化があります。
4ヶ国語の英語が、各25%ずつ導入されます。
2006年6月号の「CNN ENGLISH EXPRESS」には、発音の違いがCDにまとめられています。
どの教材でもいいので、違いをしっかり理解しておく必要があるでしょう。
あなたは今、「4カ国発音攻略」にいます。