最近思うんですが、言葉をマスターする一番の近道は「習うより慣れろ!」だと思っています。
留学経験者に話を聞くと、人によって個人差はあるみたいですが、大体3ヵ月後には相手の言っていることが
だいたい理解できるようになるみたいです。
やっぱり英語が四六時中聞こえる環境にいると、知らず知らずのうちに耳が鍛えられるんでしょうか。
この「慣れる」という観点でみると、学校の勉強は慣れるレベルまではいかないと思うんですよね。
あんまりリスニングに力を入れないですし。
どちらかというと、リーディングの勉強ばかりしています。
入試や試験では、語彙や文法問題が中心なので仕方がないかもしれません。
私が実践している「おなじ文章を何度も繰り返す」という勉強方は、この「慣れる」に一番力を入れてるんです。
単語帳や辞書とにらめっこするんじゃなくて、ネイティブの会話を耳で聞いて声に出して体に染み込ませることなんです。
英語ができる人は頭がいいというわけではありません。
英語ができない人は頭が悪いというわけではありません。
ただどれだけ体に覚えさせたかということなんです。要は慣れの問題。
現にあなただって日本語をマスターするために単語帳や辞書で勉強したわけではないですよね。
親の話し言葉をまねしながら少しずつできるようになっていったと思うんです。
だから、繰り返し声に出す練習は言葉を身につけるのに一番自然なアプローチなんです。
通訳や翻訳のプロだって、最初は先駆者の勉強法を真似ることから始めます。
真似ることで、基礎をびっちり身につけるんですね。
基礎を身につければ応用はそれほど苦労することなくできてしまいます。
リスニングでは、ネイティブの発音に慣れておかないと高得点は難しいです。
ネイティブの発音は、私たちが日頃親しんでいるカタカナ英語とは全く違いますから!
それに英語は強弱のリズムが大きいですから、冠詞や前置詞なんてほとんど聞き取れません。
まずは、語彙、文法を別々に分けて考えるのではなく、ニュースなどの音源を繰り返し聞いて
声に出して、感覚として身につけていきましょう!
文法などは、あとづけ的な規則に過ぎないのですから。
「習うより慣れろ」を早速実践してくださいね!
あなたは今、「習うより慣れろ!」にいます。