TOEIC スコアの不思議

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◆TOEIC スコアの不思議◆


1.ネイティブでも高得点を取れないのはなぜ?

最近感じている不思議な疑問です。
ネイティブの友人は、ある日TOEICを受験しました。
結果は650点。
彼いわく、
「問題の中には、日常生活で使わない表現がたくさん含まれている」ということです。
特に文法・語法問題では、ネイティブでも分からない問題が多数含まれていたそうです。
つまり、日常生活において、使用頻度の低いものが多いということが分かります。

日本には漢字検定というのがあります。
以前過去問を見たことがあるのですが、すぐに分かったのは半分くらい。
残りの半分は、想像すらできない問題ばかりでした。
試験というのは、受験者により幅広い知識を身につけてもらうために、
日常で使用する範囲を超えた問題を出題します。

そのため、漢字検定では、日本人でも高得点を取るのは難しいわけですね。
また試験というのは、ある程度広い範囲から出題されますから、高得点を取るためには、
その範囲をくまなく網羅する必要があります。
過去問題集も市販されていますから、多くの人が試験前の対策で利用すると思います。

出題者側の立場で考えてみると、試験はできるだけ多くの人に合格してもらいたいはずです。
試験を実施する目的は、よりその人が能力を伸ばし、社会で活躍してもらうため。
当然実用的な問題を出題してきます。
そして合格者ばかりになってしまわないよう、引っ掛け問題や難易度の高い問題を出します。
TOEICも同様に、受験者により幅広い知識を身につけてもらう意図で
日常使用する範囲を超えた問題を出題してきます。
よって、ネイティブでも高得点を取るためには、TOEICの対策をきちんとしなければなりません。
普段使わないものまで覚えなければならないのです。

日本の受験制度は、一般的に批判対象になっていますよね。
それは「詰め込み教育」の典型だからです。
しかし、受験勉強で培った能力は、特にTOEICを始め資格試験などでは力を発揮します。
莫大な量の知識や情報を短時間でインプットし、処理する練習を積んでいますからね。
センター試験や2次試験で高得点を取れる人は、TOEICでも高得点をとることができます。
なぜなら、英語に対象が変わっただけで、勉強の過程自体は同じだからです。
中国、韓国を始め、日本の受験制度を取り入れている国は、世界でもTOEICの平均点が
高い傾向にあります。

試験はどうしても合格者と不合格者に分けなければなりませんので、差別化するための問題を
出題せざるを得ないのです。
全員合格してしまうような試験は受ける意味がないし、資格としての価値も低いですから。
というわけで、高得点を取るためにはそれ相応の勉強をしなければならないのです。
ネイティブといえども、対策が必要なのです。
TOEICの場合、勉強した分だけ点数が上がっていきますから、やりがいがあるといえますよね。

余談ですが、私は調理師の免許を持っています。
ちなみに、調理師試験は、実務では使わない知識がたくさん問われます。
特に衛生法規の分野は、普段なじみが薄いため、覚えるのに苦労しました・・・
試験とは往々にして、実用的ではない内容が問われるのです。


2.TOEICで高得点を持っている人は仕事でも生かせるの?

「TOEICで高得点が取れても、実務で使えるというわけではない」
最近感じていることです。

TOEICとは、主にリスニング力とリーディング力を問う試験です。
つまり、インプットした情報を短時間で処理する能力が求められています。
その一方で、ライティングやスピーキングという、アウトプットの能力は一切問われません。
従って、TOEICで高得点を持っていても、ライティングやスピーキングを伴う仕事では
十分な力を発揮できないということになります。
TOEICでは、与えられた情報を短時間で的確に把握できるかが重要です。
一方、一般業務では、どれだけ相手にこちらの考えを伝えられるかが重要となります。
海外取引先との電話やメールのやり取りは、ある程度経験を積まないとできるようにはなりません。
文語や口語の使い分け、それに業種ごとの専門用語が必要となります。
私たちが医学や法律の知識を学ぶように、専門知識は別に勉強する必要があります。

また意外に見落とされがちですが、仕事では「思い切り」や「勇気」が何よりも大切になります。
失敗を恐れず、こちらから相手に積極的に働きかけなければなりません。
理論でまくしたてる相手に、こちらの考えを分かりやすく伝え、仕事をまとめなければなりませんから。
もちろん、コミュニケーション力も絶対条件です。
海外の学校では、ディベートや自己主張する経験をたくさん積ませます。
なぜなら、仕事は人と人とのやり取りである以上、コミュニケーションの能力は必要不可欠だからです。
それに、特にアメリカは裁判の国。
へたなっことを言ってしまえば、裁判沙汰になりかねません。
こちらの考えを的確に伝え、物事をスムーズにとり行うことは、仕事上でも効果的ですし
私生活などにおいても自己防衛の役割を果たすのです。

仕事では、インプットとアウトプットの両方の力が要求されます。
そのため、インプットの力を問うTOEICで高得点を取ったとしても、アウトプットの力がなければ
仕事では十分発揮できないことになります。
お分かりいただけましたでしょうか?

※翻訳業務などインプット中心の仕事では、TOEICの力は大いに発揮されると思います。
 しかし、英語力に加えて、豊かな日本語表現力が必要になります。
 通訳や翻訳業務に携わっている方なら、お分かりいただけるでしょう。


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