We have much snow in winter.
最初、この文章を良く理解できませんでした。
「たくさん雪を持っている?」っていう感じです。
「冬にはたくさんの雪が降ります」と言いたい時は、欧米人はこのような表現を使うのです。
日本語的には「There is much snow in winter.」だと思うんですよね。
だけどこれは一般的ではないようです。
英語では、「S+V+O」という構文が良く使われます。
一般動詞が日本語に比べて多く、文章の中でも良く使われるんですよね。
「make a decision」は「decide」ほぼ同じ意味ですが、英語ではフレーズも良く使われます。
「単語は文章で覚えよう」と、サイトの中で何回も強調しています。
その理由は、文脈によって単語の意味が違ってくるからです。
例えば、makeを「作る」と覚えていたとします。
しかし文章によっては、「make a decision」のように「作る」で覚えていては
意味が分からないことがあるんです。
make をはじめ、take やget などはたくさんの意味を持ちます。
単語単体で覚えていても、文章の中でどういう意味になるのか分からなければ意味がありません。
それに、単語だけでは一時的に覚えていても、すぐに忘れてしまいます。
文章と一緒に覚えたほうが、定着度が高いのです。
私の経験的にも、多くの書物からもほぼ実証されている事実です。
「学ぶ」とは、「真似ぶ」が起源といわれています。
つまり、真似ることから始まり、次第に血となり骨となり、自分の力になっていく。
その過程が「学ぶ」ということです。
現在は教材に困ることはありませんから、お気に入りの教材をそれこそ飽きるほど繰り返す。
数十回というレベルではなく、数百回やる。
真似て真似て、全て覚えてしまうくらいやる。
そうすれば、実践でも使える本当の力になるでしょう。
中でも英英辞典はとても役に立つ教科書です。
例文、意味の説明など、読めば読むほど勉強になります。
英語独特のニュアンスも理解できるようになります。
そして物事を英語で考える力が身につきます。
私が英英辞典を使い始めて2年経ちましたが、英語独特の表現も次第に理解できるようになりましたし、
なんといっても、リーディングのスピードが格段に速くなりました。
もう分からない単語が出てきても、ある程度の意味がつかめれば読み飛ばします。
英文和訳の後ろから訳すという悪い癖も抜け、前からどんどん理解していけるようになりました。
毎日英文に接していれば、誰でもそうなります。
これは能力の問題ではなく、意志や根気の問題です。
「習慣は、能力を凌駕する」
私の好きな言葉ですが、能力がある、ないかに関わらず、根気良く続けていけば
大きな成果をあげられるということです。
能力があっても、生かせなければ猫に小判です。
それに、能力がある、ないというのは本当のところ誰にも分かりません。
「いままではできなかった」だけであって、適切な方法で勉強すれば
できるようになる可能性は十分にあるのです。
よくプロ選手でも、コーチを変えたとたんに、結果を出す人がたくさんいます。
自分に適した勉強方法さえ見つかれば、可能性は無限大なのです。
「英語が苦手だから理系に進む」
よくこんなことを言う人が周りにいませんか?
これからは、理系の人ほど英語が必要になる時代なのです。
ビジネスでは、海外の取引先とやり取りするには、専門的な知識もさることながら
高度な英語力も要求されます。
また、大学院などで英語の論文を発表するなら、アカデミックな英語能力が必要でしょう。
もはや理系文型を問わず、英語必須の時代が訪れています。
英語から逃げるのではなく、自分から積極的に吸収する姿勢が大切ですね。
理系の人は論理的の物事を考えることになれていると思いますが、英語でもその力が
とても役に立ちます。
というのは、英語は、論理的な構造になっているからです。
各品詞の役割や配置が、明確に決まっています。
日本語のように曖昧で、例外が多くありません。
私は、理系の人のほうが、英語を理解しやすいのではないかと思っているくらいです。
どうかめげずに、勉強を続けていってくださいね!
次へ⇒