あなたは、これまでのステップで学んだことを生かし、理想的な勉強計画を立てたとします。
「準備万端、さあやるぞ!!」と、やる気に満ち溢れていることでしょう。
しかしここで、一つ大切なことをあなたにお伝えしておかなければなりません。
それは、「段取り」についてです。
<段取りとは>
うまく事が運ぶように前もって手順をととのえること。手はず。
<段取りの由来>
「段取り」は、歌舞伎の楽屋用語が語源といわれている。
「段」とは、話の一区切りや一幕のことで、芝居の筋や構成の運びを「段取り」と言ったことによる。
文章中の「段落」も、一区切りという意味をからきている。
また、坂道に石段を作る際、勾配を見て何段にするか見積もることを「段を取る」と言い、石段の出来不出来で
「段取りが良い」「段取りが悪い」と言ったとする説もあるが、俗説と考えられている。
(「語源由来辞典」参照)
あなたのTOEIC攻略計画は、段取り次第で決まるといっても過言ではありません!!
「段取り八分」という言葉があるように、段取りによって成否が左右されるのです。
ほとんどの人が、仕事、家庭などと同時並行で、勉強をしているはずです。
限られた時間の中で目標(800点取る!!など)を達成するためには、状況の変化に対応できるような
心構え、そして見通しをもたなければなりません。
つまり、将来おこるかもしれない緊急事態を予想して、どんな状況でも計画通りに進められるよう
対策を立てておく必要があるのです。
例えば、「毎日出社前の1時間勉強する」という計画を立てたとします。
たまたま前日飲み会があり、次の日の朝予定通りに起きれなかったとします。
予定通りに進まなかったことに対して、あなたはどのように対処しますか?
当然、仕事が終わった後に、朝できなかった分を補う必要がありますよね。
もしくは、何回かに分けて1時間分やり遂げる必要があります。
計画が始まると、一気にさまざまなことが起こり始めます。
それも、あなたが予想さえしていなかったことばかり起こるのですね。
だから計画開始前に、「予定どおりできなかったらどうするか?」と対策を立てておくことで、
緊急事態を回避しましょう。
もし何も対策を立てていなかったら、途中で計画だおれになってしまうかもしれませんからね。
計画が進まなければ、必要な力がつくことはありません。
必要な力がつかなければ、当然求める結果を得ることもできませんよね?
さらに悪いことに、「決めたことをできなかった・・・」という後悔が、あなたのやる気を
一気に奪い取ってしまうのです。
再びやる気を奮い起こすためには、多くの時間とエネルギーが必要になるでしょう。
最悪、計画をあきらめてしまうという結果にもなりかねません。
「あきらめない限り、夢は必ず実現する!!」
結果が出ない一番の原因は、「段取り」が不十分のためです。
決してあなたに能力がないからではありません。
段取りをしっかりし、計画通りに勉強を続ければ、TOEICのスコアアップはだれでもできると断言できます!!
結果が出ないときは、「どんな段取りで勉強してきただろう?」と、腰を落ち着けて反省する必要があります。
振り返れば、必ず計画段階での問題点が出てくるはずなんです。
段取りの重要性は、TOEICに限らず、他の全てのことにもいえます。
マネージメント力は私の解釈では、「段取り力」と同じ意味だと思います。
段取り力は、家事でも、趣味でも、どんな場面でも磨くことができます。
でっかい夢は、小さな行動の積み重ね。
行動の成否は、段取りによって決まります。
まずは、毎日の生活をしっかりコントロールできる力が大切なんです。
「朝決めた時間に起きれなかったのはなぜだろう?」「約束を守れなかったのはなぜだろう?」と
考えて改善していく習慣をつけてください。
毎日の生活を振り返れば、改善することは予想以上にたくさん見つかるはずですから。
それらを一つ一つクリアしていけば、結果は自然についてくるものです。
結果が出ないときは、「段取りはどうか?」と考えてみてくださいね♪
あなたは今、「段取りの大切さ」にいます。